説明
2010年のある日、息子が事故に遭ったと電話がかかってきた。
「命に別状はありません」
タクシーに巻き込まれ、腰椎が瞬時に破裂し、下半身に感覚がなくなった。
「二度と歩けない」
「社会復帰?ありえません」
そう医師に宣告された家族の実話。
「命に別状はない」という言葉の本当の意味。
事故に巻きこまれ、腰椎が破裂骨折、肋骨も多数骨折していた。
瞬時に下半身不随になった息子を前に、潰れた脊髄のレントゲン写真・・・・・・
他国の医療で歩かせることはできないか?という母の問いに
現代医学では世界のどこに行っても無理だと言う医師。
その状態の息子を自分が歩かせると決めたのは、著者の幼少期からの考え方が大きく関与していた。
どのように目の前の逆境を乗り越えていくかという考え方を各章に著してあり、闘病だけでなく、何かにチャレンジするすべての人にパラダイムシフトを起こす。
読者がまるでその病室にいるかのように感じ、共に思考が現実化していくような錯覚に陥るだろう。
奇跡は単なる結果であり、誰にでも起こり得ることだと思う。
独りでも息子のように立てる人が現れてほしい。
病やケガだけでなく、仕事も勉強もスポーツも、すべての人に、諦めかけていた夢を思い出してほしい。
生命の可能性を信じてほしい。
誰にだって奇跡は起こせるのだという希望を見出してもらえたなら幸いだ。